2012年01月13日

“飛んできたボール”を素早く返す!

「どうしてこうも毎日問題ばかり起きるんだ、うちの会社は!」、“経営も人生も問題解決の連続”の言葉通り、管理者のもとには、毎日大量に、問題という“ボール”が投げ込まれてきます。

しかし、経営と問題解決が、人生と問題解決がそれぞれ同義語であるならば、問題の発生は、経営活動をしている証であり、人生を生きている証ともいえます。

福島正伸氏は、「管理者とは、問題に颯爽と立ち向かい、かっこ良く解決できる権利を持つ人」と説きましたが、問題への対処の仕方一つで、ストレスは、増幅したり軽減したりします。

そこで今回は、ストレスコーピング(ストレス対処法)の視点で、問題をどのように扱えばよいかを考えてみたいと思います。

■直接的・積極的な問題への取組みで問題解決の達人になろう!
問題解決の達人は、問題というボールに対してアクションが直接的で積極的であることが特徴です。問題を受取ったらすぐに事実確認をして対処します。つまり問題に対して、正面から向き合い解決行動をとり“ボール”を素早く返すのです。

又、間接的に問題解決することも有効です。来た“ボール”すべてを自分で解決しなくてはならないと考えてしまうと、難易度の高い問題、経験したことの無い問題には尻込みしてしまいます。このような場合に、周囲の人に相談したり、過去に似た問題が発生していないか情報を集めることが、解決の糸口をつかむことにつながります。

このような解決法を可能にするには、普段から社内外の人的ネットワークを広げておくことが大切です。人間関係の広さが、問題解決のスピードにも影響するということを認識しておきましょう。

■問題の先延ばし行動・逃避行動はストレスを増幅させる!
一方、受取った問題という“ボール”に対して、見て見ぬ振りをしたり、放置したりすることは、消極的な行動であり、問題解決のタイミングを逃し、より深刻な事態を招くことにつながりかねません。

問題を放置したまま飲みに行ってしまうような人の机の上には、翌日、山のように問題のボールが積みあがっているはずです。そして、積みあがった問題を解決するだけで、1日の大半が潰れます。解決の時期を逸した問題はやっかいで、時間がかかるからです。

又、メンタル面においても決して健康的ではありません。「あれやってないな。あの件、返信するのを忘れてる。そう言えば、そろそろ返事しなくてはいけなかったよな。」などと、解決していない問題が頭をよぎって、湯船につかっても決してリラックスできないはずです。

したがって、飛んで来たボールは、「後でじっくり考えよう」ではなく、来た都度、即判断して返していくことが大切なのです。管理者として問題解決能力を向上させることは、ストレスを溜め込まないためにも大変有効であることがお分かりになったと思います。

是非とも、福島正伸先生の言葉どおり、颯爽と問題解決できる管理者が身につけている解決行動を習慣化させてください。



以上